NHK大河ドラマ「西郷どん」4月8日放送の第13回「変わらない友」では、
島津斉彬と西郷吉之助が薩摩切子で酒を酌み交わすシーンに、
島津薩摩切子が使用されました。
「西郷どん」には、鹿児島ロケや情報提供、商品貸出など様々な形で
島津興業・薩摩ガラス工芸も協力しています。
今回使用されたのは復元「酒瓶 玉露」と「脚付杯(中)」。
酒瓶は、酒の保管ではなく食卓に供するための“デカンタ”。
脚付杯(中)は、まだ外国を見たことのない日本人が作ったワイングラスです。
いずれも江戸時代頃の薩摩切子の復元品で、日本の伝統的な食卓のものというよりは、むしろ西洋の食事のスタイルに合うようなアイテムです。斉彬が外国との交易を視野に入れて開発したのではないかと、想いを馳せてしまいます。
劇中では色とりどりの猪口(大)も映っていました。
番組ホームページの「週刊 西郷どん」では、江戸藩邸セットの様子や、島津興業から提供した情報を基に作られた小道具などもご覧いただくことが出来ます。