切子館にて、島津紫フェアー開催中!!

仙巌園内の直営店、切子館におきまして、本日から8月31日まで『島津紫フェアー』を開催いたします!

お客様にもファンの多い島津紫は、真夏の暑い日差しにも負けず、むしろ輝きを増すパワーを持つあでやかな色です。
その魅力を存分に感じていただこう!ということで始まったこのフェアー。

大花瓶『紫晃扇舞(しこうせんぶ)』や復元逸品『ちろり』などの名品や、日々のくらしの中でお使いいただけるグラス類など、多様なアイテムが揃います。

実は島津紫、美しいだけでなく、素敵なエピソードから開発された色なのです♪
薩摩切子の生みの親である島津斉彬は、薩摩焼の職人に紫色の釉薬を使った抹茶椀を作らせたほど、とても紫色がお好きでした。
そこで薩摩ガラス工芸では、薩摩切子復元20周年を迎えた2005年、金を使った鮮やかな紫色の開発に取り組みました。
斉彬が愛してやまなかった紫色に負けないような美しい紫色をガラスで表現したいー…
そんな職人たちの熱意によって、やっと誕生したのが島津紫なのです。

今や男女問わず、多くの方から愛される島津紫。
皆様も、この機会に切子館に足をお運び下さいませ♪

問い合わせ先: 切子館 (099)247-1551(仙巌園代表番号)

復元逸品 銚釐のおはなし 

復元逸品を語る上で絶対に外せない作品があります。
それが銚釐。
「ちろり」と読みます。

銚釐は、江戸末期に流行した急須型の酒器のこと。
薩摩切子で出来た銚釐は、大変高度な技術を駆使して作りだされています。

 

使われているのは、透明ガラスでつくられた胴体の2面に部分的に色を溶着する「部分被せ(ぶぶんぎせ)」という技法。
色ガラス部分には、六角籠目文という薩摩切子らしい繊細な文様が刻まれています。

また、本体に3か所の突出部を溶着し、そこに銀の金具をかぶせて把手をつなぎ合わせています。
ガラスと金具の精密な削り合わせを必要としていて、大変高度な技術が必要なのです。

往時の職人の技術力の高さを物語り、また、現在の職人の英知を結集して復活を遂げた銚釐。
美しく、そして凄味すら感じさせる名品の輝きを、ぜひご覧くださいませ。

ミニペンダント「長角」タイプ 直営店限定販売のお知らせ

薩摩切子で出来た人気のアクセサリー、「ミニペンダント」の長角タイプが、下記のとおり限定販売されます!

・販売店 薩摩ガラス工芸直営店2店舗 磯工芸館(薩摩切子工場横)・切子館(仙巌園内)

・販売期間 2013年7月13日(土)~ 

個数限定での発売になりますので、売り切れ次第終了です。
透明感あふれるクリスタルガラスと美しいぼかしが印象的なペンダントは、夏にぴったりの涼しげなデザイン。
ぜひ、この機会に直営店に足をお運びください♪

お問い合わせは、こちら!
★磯工芸館 電話(099)247-8490
★切子館   電話(099)247-1551

 

色のひみつ その②

薩摩切子の色のひみつを解き明かす、第2回。
今回は、藍色についてお伝えしたいと思います。

現在のものとは少し色みが違いますが、篤姫が江戸にお輿入れする際、嫁入り道具として持参した酒瓶も藍色でした。

 

※画像は、大河ドラマ『篤姫』放映を記念し、実物を実測して復元した「藍色切子栓付酒瓶」です。
限定で製造販売を行った作品で、現在は販売しておりません。

脚付蓋物や船形鉢など、逸品として名高いものにも藍色の作品が多く残っています。

藍色の魅力は、やはりその趣ある輝き。
深く落ち着いた青は、色気さえ感じさせます。

しっとりと淡く輝く藍色の薩摩切子で、ゆったりとお酒をたしなんでみてはいかがでしょうか。

 

 

色のひみつ その①

現在、島津薩摩切子のラインナップは紅・藍・緑・黄・金赤・島津紫 の全6色。
どの色がいいのかな~?と悩まれる方もしばしばです。
そこで、それぞれの色のひみつについてご紹介したいと思います♪

今回ご紹介するのは、紅色。
なんとも言えない、深く落ち着いた色味が特徴です。

実は、この色、銅を使って発色したもの。
銅を使った赤色は発色が大変難しく、この色味を出すのは現代の技術でも非常に困難です。

この色の発色に果敢に挑み、そして日本で初めて発色に成功したのが薩摩藩だということは、意外に鹿児島でも知られていない事実です。
江戸末期、紅色(銅赤)のガラスは非常に珍重され、身分の高い人々の間で「薩摩の紅ガラス」と呼ばれ、称賛されたといわれています。

薩摩切子の生みの親、島津斉彬もさぞかし自慢の逸品だったことでしょう。

きらきらと煌めく美しさではなく、奥深くしっとりとした美しさ…
紅色は、薩摩のこころ、和のこころを今に伝える魅力を持っています。

作品名:丸十花瓶(紅)
島津家の家紋である「丸に十の字」を正面に施した逸品。
独特の意匠と家紋のサイドに彫り込まれた霰文(あられもん)が、
往時の質実剛健な薩摩の雰囲気を伝えています。