薩摩切子 大花瓶製作中! VO.4

前回、カット終了も近いとお知らせした大花瓶製作。
ついにカット工程が終了しました!

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その大花瓶がこちら!!

 

実はこちらの花瓶、自然界の中の「あるもの」をテーマにしてデザインされたものなのです。
その答えは、完成した大花瓶とともにご紹介したいと思います♪

さて、カットの終わった大花瓶は、いよいよ磨きの工程へ。
磨き職人のもとで、きらきらに磨かれることになります!

今はまだカット面が光っておらず、繊細なカットのみに目を奪われます。
しかし、このカット面や線を職人が磨くことによって、ひとつひとつが輝き出すのです!!

その様子は、また次回お伝えいたします♪

薩摩切子大花瓶 製作中! Vo.3

お伝えしている大花瓶の製作風景。
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カットの工程がいよいよ大詰めを迎えています。

現在は、砥石でできた円盤を使う「石掛け」という作業中。
細かい部分にもカットがほどこされ、徐々にその全貌が明らかになってきました。

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薩摩切子大花瓶 製作中!VO.2

新年明けましておめでとうございます!!
本年も、島津薩摩切子を何卒よろしくお願い申し上げます。

さて、年末にお伝えした薩摩切子の大花瓶の製作風景。
カットが中盤に差し掛かった1月6日現在の大花瓶の姿をお伝えします!

側面に大きな模様が彫りこまれ、底部分には6本の線で表現された菊の文様が見えてきました。


電球に照らされて浮かび上がる、幻想的なカッティング…

 

慈しむように大切に、丁寧に彫り進める職人の手の動きが、薩摩切子への想いを物語っています。

二色被せならではの大胆なカッティングと、鮮やかな色彩が織りなす幽玄の美しさ。
どんな作品ができあがるのでしょうか。
とても楽しみです♪

渾身の作品作りは、薩摩切子の製造工場でご覧頂くことが可能です。
職人たちの気迫が伝わる製造の現場を、ぜひご覧ください。

薩摩切子大花瓶、製作中!

いま、薩摩ガラス工芸では、二色被せの大花瓶を製作中です。
大物の製作風景は、めったにお目にかかれるものではありません。

そこで今回から、その模様を追っていきたいと思います。
ガラスの生地が日ごとにその姿を変え、輝きを放つようになるまでをご覧ください♪

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「復元逸品 船形鉢」のおはなし 

今回は、江戸末期の作品の中でも異彩を放つ作品をご紹介します。

こちらは、正面に配されたコウモリが特徴的な「蝙蝠文船形鉢(こうもりもん ふながたばち)」。
江戸末期に作られていたものの復元品の中でも特に秀逸な、「復元逸品」として知られています。

正面に大きく羽を広げたコウモリをデザインし、反対側には巴紋。
船の意匠は、底面から後方の巴紋に向かう透明ガラスの帯で表現されています。


コウモリが、このようにデザインとして江戸時代の工芸品に取り入れられるなんて、なんだか不思議な気がしませんか?
実は、おとなり中国では古来、その読み方が「福」に通じることから、コウモリは吉祥文として工芸品に用いられてきたのです。
薩摩藩は琉球王国を政治・経済的に支配していたため、琉球が影響を受けていた中国清朝の文化を取り入れやすい環境にあったのです。
このような作品が生まれた背景には、日本の歴史が深く関わっていた…なんて、ロマンを感じますね♪

皆さまも、船形鉢を見る機会がありましたら、江戸時代の日本に想いを馳せつつ眺めてみてはいかがでしょうか。