薩摩切子工場探検記! vo.3 ~カット場編~

薩摩切子の製造工程をお伝えする、工場探検記の第三回。
いよいよ、薩摩切子の要であるカットの工程をご案内します!
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vo・1
vo.2

16時間かけてゆっくりと歪みを取られた生地は、一度生地検査にかけられます。
この検査で合格したものだけが、カットの工程にすすむことができるのです。

カットが行われるのは、吹き場に隣接する加工場。
カット機の音が響く中で、約20名の職人が作業しています。

まず行われるのが、「割付(当たり)」。
生地に分割線を引く、カットの下書きのような作業です。
この分割線が1mmでも狂ってしまうと、薩摩切子の文様自体が崩れてしまいます。
一見簡単そうに見えますが、多くの経験を必要とする大変難しい作業です。

 

次は、「荒ずり」。
ダイヤモンドの粒が埋め込まれた円盤を使って、ガラスを彫り込んでいきます。
ここで、薩摩切子の大まかな形を削り出します。

更に細かいところをカットするのが、「石掛け」という作業。
砥石を使用して、薩摩切子ならではの繊細なカットを生み出しだしていきます。

 

生地もひとつひとつ手作りなので、色ガラスの厚みや濃さも違います。
美しい「ぼかし」を生み出すのは、至難の業!
技術はもちろんのこと、多くの経験が必要とされます。

色ガラスが削り取られ、繊細な文様とぼかしが浮かび上がりました!

いよいよ完成間近♪
カットを終えた薩摩切子は、磨きの工程に進みます。
その様子は、次回お伝えします!

★薩摩ガラス工芸では、生地成形とカットの製造工程見学が可能です。
工場内は自由見学となっており、営業時間内であれば予約不要でどなたでも自由にご覧いただけますので、どうぞお越しくださいませ。
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