薩摩切子工場探検記! vo.2 ~吹き場編~

薩摩切子の製造工程を追う、薩摩切子工場探検記の第二回。
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今回は、とろとろの柔らかいガラスが職人たちの技によって形を変え、薩摩切子の生地になるまでをご紹介します!

薩摩切子は、色ガラスと透明ガラスの2つのガラスでできています。 透明ガラスに色ガラスを被せた二層の構造になっているのです。
「ぼかし」と呼ばれる独特のグラデーションを生み出すには、色ガラスの厚みが均一で、適正でなくてはなりません。
まさに薩摩切子の要である成形作業を担っているのが、こちらの生地成形工場(通称吹き場)。


まず、色ガラスと透明ガラスをそれぞれの職人が窯の中から巻き取り、中に入った異物を取り除きます。

そのあと行うのが、透明ガラスに色ガラスを被せる「色被せ」という作業。
お互いにタイミングを図りながら、2つの生地を1つの塊にします。


さらに金型に生地を吹きこみ(「型吹き」)、商品によってはひとつひとつ手作業で口元を整えていきます。

その後、16時間かけてゆっくりとガラスを冷やし、歪みをとります。
出来あがった生地は検査を受け、合格したものだけがカット工程へと進むことができるのです。

薩摩切子といえば細やかなカットを思い浮かべる方も多いかと思いますが、その繊細さを支えているのは、実はこのような作業なのです! 

夏場は50℃を越え、冬場でも常に半袖…という暑い暑い環境の中で作られた、薩摩切子の生地。
次回は、いよいよ匠の技であるカット風景をお届けします♪

★薩摩ガラス工芸では、生地成形とカットの製造工程見学が可能です。
工場内は自由見学となっており、営業時間内であれば予約不要でどなたでも自由にご覧いただけますので、どうぞお越しくださいませ。
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